SLEEP APNEA
「鼻・のど・あご」の空気の通り道をしっかり広げなければ、本当の深い眠りは訪れません。ご自身の力で自然に呼吸できるよう、歯科と共同で治療にあたります。
SYMPTOMS
睡眠時無呼吸症候群は、寝ている間に気道(空気の通り道)が塞がり、何度も呼吸が止まってしまう病気です。ご自身では気づきにくいため、以下のような症状がないかチェックしてみてください。
このような症状がある場合、睡眠中に体内の酸素が不足し、心臓や血管、脳に大きな負担がかかっている可能性があります。
OUR APPROACH
無呼吸症候群と診断された場合、一般的には「CPAP(シーパップ)」というマスク型の人工呼吸器をつけて眠る治療が広くおこなわれています。しかし、「毎晩マスクをつけて寝るのが煩わしい」「息苦しくてCPAPを続けられなかった」「一生使い続けるのが不安」とお悩みになる患者様も少なくありません。
睡眠時の呼吸の通り道(気道)は、鼻から喉まで繋がった「一つのトンネル」です。どちらか一方が狭いままでは、スムーズな呼吸は取り戻せません。
当院ではCPAPをつかわず、「鼻の構造的改善(日帰り手術)」と、提携歯科による「のど・舌根のスペース確保(マウスピース)」の両方からのアプローチによる治療を行っております。
CAUSE
いびきが鳴る仕組みは、楽器のサックスにとてもよく似ています。口呼吸で空気を吸い込むと、口蓋垂(のどちんこ)がサックスのリードのように振動し、舌根(舌の付け根)の空間で音が共鳴・増幅されて大きないびきとなります。
無呼吸やいびきの原因は、主に「①鼻腔」「②口蓋垂」「③舌根」の3箇所が狭くなっていること(閉塞)にあります。当院の治療は、この原因箇所を手術によって、音が鳴らない・空気がスムーズに通る気道を作ることを目的としています。
SLEEP TEST
ご自身のいびきや無呼吸の状態を正確に調べるため、当院では検査時の違和感が少ないフィリップス社製の 簡易型睡眠検査「WatchPAT」 を導入しています。手首と指先に装着するだけで、睡眠サイクルまで詳細に解析できる優れた機器です。
「自分はいびきだけなのか、無呼吸も伴っているのか」を知ることが、治療の第一歩となります。
ELIGIBILITY
当院の治療は、日帰り静脈麻酔手術の安全性を確保し、体感的にも検査数値的にも確実に効果を感じていただくため、以下の条件を満たす方に限定させていただいております。適応外の患者様に、効果が見込めない治療を無責任にお引き受けすることはいたしません。
TREATMENT FLOW
当院のいびき・無呼吸治療は、日帰り手術の安全性を完全に確保するため、「①専用マウスピースの作製」→「②マウスピースを装着して鼻の手術」という独自の順番でおこなっております。
まずは提携する歯科医院にて、下あごを前に出して気道を広げる特殊なマウスピース「ソムノデント」を作製していただきます。(※完成までに約1〜2ヶ月かかります)
完成したソムノデントを装着した状態で、日帰りの鼻内視鏡手術を行い、鼻通りを根本から改善します。
当院の手術では「静脈麻酔」を使用し、眠ったような状態で手術を行います。しかし、無呼吸の患者様は麻酔が効くと舌が喉の奥に落ち込み、呼吸が止まってしまう危険性があります。特殊な構造の「ソムノデント」で空気の通り道をしっかり確保しなければ、当院で安全に手術を行うことはできません。
そのため、他メーカーの一般的なマウスピースや、マウスピース無しの状態での手術はお断りしております。
【オプション】喉の治療:「軟口蓋形成術(のどちんこ周りの手術)」は、①②の治療後に症状が残る方にのみ、必要に応じて追加でご提案しております。健康保険適用で局所麻酔による外来手術です。
特殊マウスピース(提携歯科)
歯科での自費診療となります(材料費として約20万円程)。
鼻の手術(当院)
当院にて健康保険(3割負担など)が適用されます。
RESULTS
従来、「鼻の手術だけでは無呼吸症は治らない」と言われていました。実際に当院のデータでも、鼻の手術単独では「眠りは深くなるものの、その結果として舌根の沈み込みが強くなり、無呼吸指数自体は改善しきれない」という現象が多く見られました。
しかし、「鼻の治療」と「マウスピース」、さらに必要に応じて「喉の治療」を組み合わせることで、無呼吸指数が劇的に改善することが実証されています。実際に当院でこの複合的な治療を完了し、見事にCPAPからの離脱に成功された患者様の睡眠検査データ(治療前後の比較)をご覧ください。
※治療前(左)の乱れた呼吸や低下した酸素飽和度が、治療後(右)には安定した睡眠サイクルへと大きく改善しています。