花粉にはどんなものがあるの?
花粉症を引き起こす花粉として国内では60種類以上が知られています。大別するとy樹木花粉と草木花粉になり、前者はスギ、ヒノキ、シラカバなどが、後者はカモガヤ、ヨモギ、ブタクサなどが代表的な花粉です。特に日本特有とされるスギ花粉症は患者数の増加、症状の強さから大きな社会問題になりつつあります。スギの植生は沖縄、北海道北部を除いて広くみられます。また、ヒノキ花粉は、スギ花粉と共通抗原を持つことが知られていて、スギ花粉症の多くがヒノキ花粉に対しても花粉症を発症します。ヒノキの分布は関東以西に多く、ヒノキ花粉の飛散開始日は、スギ花粉の飛散開始より遅く、飛散パターンは地域により大きく異なります。関東では2月上旬からスギ花粉が始まって3月にピークを迎え、ヒノキは3月下旬から飛散が始まって、4月にピークを迎え、5月の連休ごろまで続きます。