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慢性中耳炎・真珠腫性中耳炎

 慢性中耳炎には二つのタイプがあります。
 一つは慢性化膿性中耳炎とよばれるもので、急性中耳炎が治らずに、鼓膜に穴が開いたままになり、耳だれ(耳漏)をくりかえすものです。
 もう一つは真珠腫性中耳炎とよばれるもので、周囲の骨をこわして進行します。ときには三半規管〈さんはんきかん〉をこわしてめまいをおこしたり、蝸牛〈かぎゅ〉をこわして失調したり、顔面神経マヒをおこしたり、最悪の場合には髄膜炎〈ずいまくえん〉になってしまうこともあります。
 慢性化膿性中耳炎の治療は、薬を使ったり耳の処置をしてもらうことによって、耳だれは一時的に止まりますが、鼓膜に穴があいているため、耳に水が入ったり、カゼをひいたりすると耳だれをくりかえします。再発を防止するためには、鼓膜の穴を塞ぐ手術が必要になります。
 真珠腫性中耳炎を完全になおすためには、ほとんどの場合、手術が必要です。

慢性中耳炎・真珠腫性中耳炎の 手術

慢性中耳炎・真珠腫性中耳炎の手術では、鼓膜の内側を処置する「鼓室形成術」や周囲を削る「乳突削開術」を行います。一般的な鼓室形成術では、耳のうしろの骨の膨らみをドリルで500円玉程度の大きさで削りながら穴を掘り進め、鼓膜の奥の中耳腔に後方からアプローチします。巨大な顕微鏡を使ってその500円玉程度の穴を覗きながら、病変を取り除き、音由来の振動の通り道である、鼓膜〜耳小骨の連鎖を再建します。病変の位置によっては外耳道から直接顕微鏡をのぞき込むこともあります。これらのアプローチでの鼓室形成術では時間をかけて骨を大きく削る必要があり、正常な粘膜も犠牲にする必要がしばしばあります。傷口も大きくなるため、数時間の全身麻酔に加えて、1週間から2週間の入院が一般的です。

近年、内視鏡技術の発達により、低侵襲な内視鏡手術が各臓器で普及しています。昨今では、鼓室形成術も内視鏡下でおこなわれるようになりました。現在この内視鏡下耳科手術(TEES;transcanal endoscopic ear surgery)は、山形大学や慶應義塾大学などをはじめとした大学病院などで導入され始めています。
当院独自の静脈麻酔技術と大学病院で培われた手術技術がミックスし、日帰りの耳内視鏡手術が可能になりました。

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