慢性鼻炎には、薬物性鼻炎、妊娠性鼻炎、味覚性鼻炎、冷気吸入鼻炎などさまざまな種類があります。
薬物性鼻炎のなかで最も多いのは、鼻詰まりを改善するための点鼻の血管収縮薬の頻繁使用によるものです。っその他、気管支拡張薬、抗うつ剤、避妊用ピルなどでも鼻炎が起こることがあります。
妊娠性鼻炎の発症には、鼻粘膜の血管や自律神経に対する女性ホルモンの作用が関与していると考えられています。
味覚性鼻炎は刺激性の熱い食べ物、例えばラーメンや激辛カレーを食べたときに起こり、水様性の鼻汁がみられます。また汚れた空気を吸い続けた場合の刺激性の高い鼻炎もあり、塗装業や鉄工所勤務など特定の職業の人に見られます。